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美濃路七次独歩記

みのじななつぎひとりあるき

宮宿・七里の渡し跡 と 四間道の蔵

2月4日に甲州道中を下諏訪まで歩いて完歩して以来、暫らく時間が経ってしまった。その間、次の目標としていろいろな所を検討してみたが、なかなか結論が出ない。五街道で残るは日光街道と奥州街道、どちらも是非歩いて見たい街道ではあるが、何しろ足場が悪くなるばかり。そしてどちらもかつて宇都宮に居たときに出歩いた所が多く、努力する割には感激が少ないと思われる。そこで、これらは何れの機会にと譲ることにし、もっと近場で街道歩きを楽しめる所を狙う事にした。

いろいろな資料を集めるうちに、美濃路の魅力に惹かれる様になり、先ずはここに挑戦することとした。美濃路は東海道と中山道を結ぶ脇往還で、家康が関が原の合戦で大勝し、江戸へ凱旋するのに通った道だと言う。東海道・宮宿から中山道・垂井宿までの14里24丁15間(約58km)の里程で、東海道の宮宿を出てからは、名古屋、清須、稲葉、萩原、起、墨俣、大垣の7宿を経て、垂井宿で中山道と合流する。東海道で京へ上るより、美濃路回りで上る方が2里遠くなるが、「七里の渡し」の海路より美濃路の陸路を行く方が安全であったため旅人も多かった。さて、今はどうなっているのだろうか、かつての街道の賑わいの跡を訪ねて出発とする。



今回も見所として写真に撮ってきた所を青色の「 」でくくった見出しとし、それに説明を付ける形で紀行を纏めました。貴方が美濃路を歩かれる時の参考にして頂ければ幸いです。


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