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伊勢参宮街道独歩記
いせさんぐうかいどうひとりあるき
街道歩きで日永の追分へ来たのが過去2回ある。初めは平成10年(1998)1月17日の東海道歩きで、この時は桑名の七里の渡しから四日市を通って日永の追分までを歩いた。2回目はその年の4月11日、この追分から石薬師、庄野、亀山を通って関までを歩いた。2回目の時には追分の桜が満開だったのが強烈な印象として残っている。
その時以来、何時かはこの先の伊勢路(伊勢参宮街道)を歩きたいと思っていた。このコース、我家から日帰りで行ける範囲ではあるが、日の短い時期では一寸無理、日脚が長くなるのを待っていた。
伊勢参宮街道とは
伊勢参宮街道は、日永の追分(現四日市市追分)で東海道と分かれ、伊勢湾の海沿いを白子、津、松阪などを経て伊勢神宮へ至る街道である。短く伊勢街道、伊勢道、伊勢路、山田道とも呼ばれ、江戸時代、お伊勢参りの旅人で賑わった街道である。街道筋に軒を連ねる切妻の民家、旧旅籠、一里塚、常夜燈など、かつての面影を色濃く今に残しているとか。
伊勢の街道は、伊勢神宮の鎮座する宇治山田に束ねられるように発達し、江戸橋(現津市上浜町)で伊勢別街道、津で伊賀街道、六軒(現松阪市六軒町)で初瀬街道、松阪で和歌山街道が合流しており、各地からのお伊勢参りと、人それぞれの思いの旅と、人々の暮らしとを、長い時間をかけて見続けてきた。
伊勢参宮街道の行程は東海道日永の追分から神戸、白子、上野、津、雲出、松阪、小俣、山田、内宮の入口宇治橋迄で十九里十八町、今はおよそ 77キロと言われている。
今回も見どころとして写真に撮ってきた所を青色の「 」でくくった見出しとし、それに説明を付ける形で紀行を纏めました。貴方が伊勢参宮街道を歩かれる時の参考にして頂ければ幸いです。
ページ公開 平成17年5月21日
ページ改良 平成23年4月30日
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