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中山道六十七次独歩記

なかせんどうろくじゅうななつぎひとりあるき

妻籠宿



ごあいさつ

平成14年(2002)は中山道宿駅制定から400年。
街道沿いの自治体では色々な記念行事が行われ、
多くの街道ファンが歴史の道を訪ね歩いている。

この年に合わせた訳ではないのだが、
東海道を完歩した後中山道に挑戦し、何とか見通しがついてきたので
その足跡を独歩記(ひとりあるき)として順次公開する事にした。

前回の東海道五十三次独歩記では写真が小さかったので、今回は大きくして見易くする事とした。
これから歩かれる方への見どころを紹介し、皆さんの街道歩きのお手伝いと、
街道を歩いている気分を味わって頂く事が出来れば・・・と願っている。

平成14年11月28日


たせやにて

旅の宿の囲炉裏端での一杯は最高の贅沢
寝覚茶屋本陣たせやにて

街道歩きの楽しみ方

街道歩きの楽しみは、先ずコースの下調べから始まる。
色々な文献、資料や地図を読み込んで出来るだけ予備知識をつける事。
これだけでもう歩いている気分になってしまう。

いよいよ歩き出す。良い天気も有れば、大雨に出会うこともある。
これもまた良し。
前ばかり見て歩くのではなく、出来るだけきょろきょろして歩くのがコツ。
空や山や周りの木々や道端の草にも、その土地でしか味わえない何かが有る。
家々も遠くから見たり、屋根瓦に注目したり、格子戸の格子1本に注目したり。
表札の苗字を見てもその土地の歴史や風土に触れる事が出来る。

帰ってから足のマメの手当てをしながら万歩計の数値を見て、今日歩いたコースを振り返ってみる。
これも楽しい事。
撮ってきた写真を焼いて、歩いた記録を文章に纏める。
これをするとまた歩いている気分になる。
何度も読み返すと何度でも歩いている気分になる。

街道歩きは1粒で何度も美味しいお菓子の様に
一度味わったら虜になってしまう、そんな魅力を持っている。

ご覧頂く前に

今回の中山道歩きは、日本橋から京へと向かった。
最後の草津と大津は東海道と重なり、既に歩き公開も済んだので
これを除いた六十七次とした。

あちこち虫食いするのではなく次へ次へと歩いている。
しかし一気に歩き続けることが出来ず、月に一度の一泊二日程度がせいぜいで、
そのため桜から新緑、蝉の声、赤トンボと季節が素早く変わってゆく。

平成13年6月26日に日本橋を発って、旅すること16回。
平成15年5月10日、述べ10泊26日、1,017,857歩かけてやっと完歩する事が出来た。

草津の追分にて

左・中山道、右・東海道
草津の追分にて

撮ってきた写真の説明をする形で記述したので、「 」の中の青い字が是非見て欲しいポイントで、
これが道しるべとなって貴方を次の宿場へと案内してくれます。

でも記憶が曖昧で、誤っている所が多々有るかも知れないので、
お気付きの方は掲示板を使ってご指摘下さい。


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