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所在地 静岡県静岡市 最寄駅 JR東海道線静岡駅 東海道第19宿 本陣2、 脇本陣2、 旅籠43、 問屋場1 総人口14,071、 家数3,673 丸子へ 1里16丁 |
平成9年(1997)6月21日(土) 昨6月20日を以って34年4ヶ月勤めた会社を退職し、本日付を以って子会社に転属する記念すべき日である。 昨日は台風7号が豊橋市に上陸、上陸した時期の早さでは史上5番目と言う記録を作り、昼前後は猛烈な吹き降りであった。 夕刻からは台風一過の晴天となり大きな満月が出たのが印象的であった。 今朝は梅雨明けを思わせる素晴らしい天気。真っ青な空、日差しが強い。 JR静岡駅から市内を通って札の辻から東海道に入る。 |
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府中 JRの線路をくぐって出てきたところが横田町。東の見附、ここから府中の宿に入る。 静岡の駅に近付き、町の様子は賑やかになる。標柱の表示は府中。 |
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伝馬町 左手先にはJR静岡駅、右手には静岡鉄道新静岡駅。二つのターミナルに挟まれたこの辺りが、宿の中心地。本陣や旅籠、問屋場などが軒を連ねていた。 これから駿府城を右手に、左折、右折、左折、右折、左折と城下町特有の曲折を繰り返す。 府中は駿河の国の国府が置かれていた所であり、徳川家康が少年時代と晩年を過ごした所。また膝栗毛の作者十辺舎一九の生誕の地でもあり、一時期この伝馬町に住んでいたと言う。 |
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静岡市の中心部 街道は伝馬町から江川町、呉服町、札の辻へと進む。今この辺りが静岡市内で最も繁華な所。江戸の頃と比べると賑わいの中心が少し移動している。 師走に入って初めての週末で大賑わい、東海道にも色々な顔があって面白い。 |
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札の辻 呉服町から来て県庁正面の道、七間町に当たる所が札の辻。 写真のビルが県庁舎、右手が札の辻で昔の高札場。手前に来る道が七間町、阿倍の市跡で今はパークロードになっており色々なイベントが行われたりする。 ここ府中から浜名湖の手前舞阪の宿までを一つの区切りとして、新たな気持ちでスタートを切る。 |
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安倍川川会所跡 七間町から右折、左折をすると後は安倍川まで一本道。 安倍川畔に弥勒町緑地に会所跡。 この川も大井川と同様に架橋が禁じられ、川越人夫による渡しが行われていた。 会所は役人が詰めて人夫への指示や料金の徴収を行った所。 |
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由比正雪公の墓跡 同じ緑地にある。墓が有った跡とか首を晒した跡とも言われている。 道を隔てた向かいに安倍川義夫の碑、これは正直な川越人夫の顕彰碑。 |
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安倍川餅の石部屋 安倍川の東川端を弥勒茶屋と言い、安倍川餅が名物。 評判の石部屋がある。10時に開店し売り切れたら閉店というお店。 |
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安倍川 昨日の台風による大雨で、濁った水が轟々と音を立てて流れたいた。 当時なら2,3日は川止めになるところである。 |
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地蔵堂 安倍川を渡り、街道をしばらく行くと、国道1号線と一緒になり、やがてまた左に分かれる。その右手にある。 これから先は鄙びた街道の雰囲気を残す上りの道になり、丸子へと向かう。 |