御油 所在地   愛知県豊川市
最寄駅   名鉄名古屋本線御油駅

東海道第35宿
本陣2、 脇本陣0、 旅籠62、 問屋場1
総人口1,298、 家数316

赤坂へ   16丁




平成9年(1997)3月23日(日)
名鉄伊奈駅近くの宿(下地町)と言う所まで車で送って貰って、そこからスタートする。
この所まるで尺取虫のような小刻みな歩き方である。




常夜灯と道標
常夜灯と道標
東海道と本坂越え(姫街道)との合流点に大きな常夜灯と二つの石碑がある。
   
秋葉山三尺坊大権現道
   国幣小社砥鹿神社道是より二里三十町
御油橋
御油橋
音羽川に架かる橋が御油橋。この川の両堤の桜は見事なもので毎年花見で賑わう。
橋を渡るとこじんまりとした御油の宿に入る。
本陣跡
本陣跡
橋を渡って間も無く右折、角に
高札所跡。右に問屋場の跡
T字に突き当たって今度は左折(平行した道を左から右へと移った形だが昔は枡形になっていた)西へと向かう。

音羽川沿いには
御油の松並木資料館
程無く左手に本陣跡の碑と標柱。半左衛門本陣と谷十郎本陣とがあった
東林寺
東林寺
宿の中ほど左手、この寺の墓地に旅籠大津家の主人が飯盛女(遊女)の菩提を弔って建てた5基の墓がある。
御油の家並み
御油の家並み
緩いカーブに沿って古い家並みが続く。

連子格子に犬矢来、もうとっくの昔に忘れてしまった懐かしい日本の風景が残っている。向こうから来るクルマまでが優しく走ってくれる。
天然記念物御油の松並木
天然記念物御油の松並木
松並木の入口に「天然記念物御油ノ松並木」と彫られた大きな標柱。

昭和19年(1944)に国の天然記念物に指定された立派な黒松。およそ600メートルの間に340本。

箱根の杉並木に並ぶ東海道一の松並木。
御油の松並木
御油の松並木
樹齢100年以上の古木が有るかと思えば、植えたての若木もあり、松並木の保存に力を入れられている地元の方々の努力に頭が下がる。何時までも残したい風景である。

「東海道中膝栗毛」では夜の松並木に悪い狐がいると脅された弥次さんが、喜多さんを狐と思い込んで大騒ぎする有名な場所。今でも夜には狐が出そう。

松並木を抜けると赤坂の宿。御油・赤坂間16町(約1.6キロ)は東海道中最短距離。




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