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所在地 愛知県豊橋市 最寄駅 JR東海道線豊橋駅 東海道第34宿 本陣2、 脇本陣1、 旅籠65、 問屋場1 総人口5,277、 家数1,293 御油へ 2里半4丁 |
平成9年(1997)3月9日(日) 今世紀最後の日食が見えた日。豊橋駅ターミナルビル「カルミア」オープンした。 この日は二川宿本陣から飯村の二軒茶屋までを歩く。 平成9年(1997)3月17日(月) 昨日午後豊橋を中心に強い地震が発生。震度5強、マグニチュード5.8を記録した。 飯村をスタートし吉田へと向かう。(未だ街道歩きのスタイルが定まっていない) |
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新町の大燈籠 国道1号線を来て、市電と合流する交差点に大燈篭。昔はここの少し手前から右手に嵩山宿への本坂道があり、その分岐にこの秋葉山常夜灯があった。 文化2年(1805)の建立、高さ5メートル、吉田の名物であったが、戦後は吉田城のある豊橋公園に移されていたが、今年(2001)1月、東海道宿駅設置400年記念として元の場所近くに戻された。 この先道は己の字に曲がり東の総門があった。明六ツ(午前6時)から夜四ツ(午後10時)以外は門が閉められ通ることが出来なかった。 |
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本陣跡 大燈篭の東八町交差点から左折、右折、左折、右折して鍛冶町、曲尺手町、呉服町、と進み右手に大手門跡を見て市電と交差。手前NTT前に問屋場跡。 市電を渡るとすぐ右手、うなぎの丸よ前に本陣跡碑。 |
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吉田宿の中心部 吉田は街道に面した表12町と裏12町の町割がされ、札木町に本陣、脇本陣、旅籠の多くが軒を連ねていた。 右が本陣跡、左に脇本陣跡がある。吉田の旅籠には飯盛女が多く「吉田通れば二階から招くしかも鹿の子の振り袖が」と謡われたほど活気に満ちていた。 |
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脇本陣跡 本陣は街道の右手(北側)に2軒、脇本陣は左手(南側)に1軒あった。 本陣は当初清須屋(中西与右衛門)1軒で、後に江戸屋(新右衛門)が脇本陣から昇格した。脇本陣は桝屋(鈴木庄七郎)で今はその跡を示す碑が立っている。 |
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菜飯田楽のきく宗 札木の先、新本町の左手に菜飯田楽の老舗「きく宗」がある。 豆腐の味噌田楽に鮮やかな大根の葉を散らした菜飯、文政年間(1818〜1830)の創業と言われ、当時からの素朴な味と暖簾を守り続けている。 街道は松葉公園で右折し上伝馬町へ、ここに吉田宿西総門があった。国道23号線蒲郡街道を横断し突き当たりを左折すると湊町。 |
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湊神明社 右手に石の鳥居の神明社。白鳳元年の創建、伊勢神宮との関係が深く蕃垣御門の用材は神宮から下賜される。 三河の糸を三ケ日で織り上げ、この神明社から船で伊勢神宮へ奉納する御衣祭(おんぞまつり)が毎年5月に行われる。 |
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豊橋 神明社で右折すると間も無く豊川(とよがわ)に架かる豊橋(とよばし)に至る。この辺り船町で吉田湊と呼ばれ舟運で賑わった。 元亀元年(1570)に土橋が架けられ、その後長さ120間の木橋に改められ吉田大橋と呼ばれた。「江戸から京までの間に大橋四つ、武蔵の六合の橋、三州の吉田の橋、矢矧の橋、近江の瀬田の橋」 今の吉田大橋は少し上流の国道1号線。 |
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下地の一里塚跡 橋を渡ってすぐに左折するのが東海道。下地町の聖眼寺の先右手に一里塚跡。 江戸日本橋より74里。 所々に松が残る落着いた街道が続く。 右手少し先に瓜郷遺跡。弥生時代中期から後期の低地性遺跡で農耕、漁労、狩猟が行われていた集落跡。出土品は豊橋美術博物館に展示されている。 豊川放水路に架かる高橋を渡ってすぐ右手に子だか橋の碑。この先の菟足神社に伝わる人身御供の話。 |
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菟足(うたり)神社 橋を渡って小坂井町に入りすぐ右手。延喜式内社、祭神は葛城襲津彦の4世の孫、菟上足尼命(うなかみのすくねのみこと)。 穂の国(東三河)の国造で、天武天皇の白鳳15年に秦石勝がこの地に移し祀ったと伝えられる。人身御供の話や除副伝説があり、渡来人との関係が深い。 |
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伊奈の一里塚跡 JR飯田線の踏切を渡り、間も無く左手に伊奈村立場茶屋加藤家跡。良香散と言う腹薬を売っていた名家で、井戸のそばに芭蕉と烏巣の句碑がある。 右手太鼓屋さんの前に一里塚跡。江戸日本橋から75里。 この先豊川・御津線の道路と国道1号線、名鉄名古屋本線と豊川線で東海道は寸断され通行不能。止む無く国道を行き名鉄を跨いで下った先、交番の所から左へ。 東海道に戻って国府町に入る。国府大明神・大社神社の白壁を過ぎると本坂道(姫街道)との合流点、御油の宿になる。 |
新居から歩き始めた街道歩き、2回目、3回目でこの辺りをあるいた。 自宅の近くである事と未だ街道の歩き方定まっていない事から、歩く区間の長さや、区切りが定まっておらず適当である。 回を重ね遠くへ行くほど真剣に取り組むようになり、記録を纏めるのにもそれらしくなってくる。 延べ2回で歩いた歩数 29,625歩 |