浜松 所在地   静岡県浜松市
最寄駅   JR東海道線浜松駅

東海道第29宿
本陣6、 脇本陣0、 旅籠94、 問屋場1
総人口5,964、 家数1,622

舞坂へ   2里半12丁




平成9年8月11日(月)
夏休みの真中。JRバスと電車で磐田まで。
駅前の東町本多屋食堂前の曲がり角からスタート。朝から曇りがちで歩き易い。




玉座跡と船橋之跡の二碑
玉座迹と船橋之跡の二碑
天竜川を渡ってすぐ左折、土手を行くと堤防下に中野町六所神社。このそばに二つの碑と天竜川木橋跡がある。この辺りが船着場であった。

ここ中野町は江戸、京へどちらも62里半で東海道の中間の町であるところからこの名が付いた。
金原明善の生家
金原明善の生家
川からおよそ1キロ弱、右手に大きなお屋敷がある。これが明善の生家。

明善は安間の豪農で幕末から明治にかけて、天竜川とその流域の治山、治水に尽力した人で、生家の向かいには資料館がある。
安間の一里塚
安間の一里塚跡
フェンスの中に木柱が立っている。
この辺りを「かやんば」と言った。ここから右に折れる道が本坂越え道、姫街道である。
薬師町の松並木
薬師町の松並木
国道1号線浜松バイパスをくぐってしばらく松並木が続く。

浜松の城下を目指し、西へ西へと一直線に進む。
昔植松原、今植松町の街道右手に
蒲神社の鳥居がある。

相生町まで来ると正面に浜松駅前のアクトシティーのタワーが見える。
馬込川を渡ると浜松。
浜松城大手門跡
浜松城大手門跡
左手に浜松駅を望む繁華街を通り、連尺交差点に至る。協栄生命の前に大手門跡の解説板。浜松城は右手先にある。

佐藤本陣跡
佐藤本陣跡
街道は交差点で左に折れるが、直進すると、ここからも本坂越えの道に至る。

左に折れた街道の右手に高札場跡、杉浦本陣跡、川口本陣跡があり、左手には佐藤本陣跡、ここには解説板が立っている。伝馬町交差点が梅屋本陣跡。

浜松宿には6軒の本陣があったが全て戦災で焼失し、今では地名でその跡を偲ぶしかない。

成子交差点を右折、その先二又に分かれる道の左手を進むと、やがて東海道線と新幹線をくぐり舞坂へと向かう。
二つ御堂
二つ御堂
道が右にカーブしたすぐ先に街道の両側にお堂がある。これが二つ御堂。
奥州平泉の藤原秀衡とその愛妾によって天治年間(1125頃)創建されたもの。

秀衡の松、馬頭観音があり、高札場の跡でもある。
高札場跡
高札場跡
二つ御堂の前と、若林町のもの合わせて3ヶ所に高札場の跡がある。
領界石
領界石
増楽の街道の右手にある。
従是東濱松領の石柱と領地境界の標柱についての解説板。ここまでが浜松領。




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