石薬師 所在地   三重県鈴鹿市
最寄駅   近鉄名古屋線近鉄四日市駅よりバス「佐々木記念館前」

東海道第44宿

本陣3、 脇本陣0、 旅籠15、 問屋場1
総人口991、 家数241

庄野へ   25丁




平成10年4月11日(土)
今朝の朝刊 英・北アイルランド和平合意。
青空フリーキップで南四日市まで、そこから日永の追分へ、京と伊勢との分かれ道。
伊勢神宮を二の鳥居から遥拝して、東海道を石薬師へと向かう。
桜も満開を過ぎとても暑い、初夏の様子。




小沢本陣跡
小沢本陣跡
石薬師の宿に入って中程、右手。
表の格子に解説板が懸かっている。

建物は明治に入って立て替えられたものだが、古い宿帳等は残っているとか。
佐々木信綱の生家
佐々木信綱の生家と記念館
本陣のすぐ先、右手。白い塀の向こうに生家。玄関には桜が咲いている。

佐々木家は代々医者・学者の家系で、信綱は明治5年、伊勢国学の佐々木弘綱の長男としてここに生まれた。

記念館には信綱遺愛の品々や業績、資料が展示されている。
石薬師の家並
石薬師宿の家並
のどかで、落着いた街並。
気候も良く、歩いていても眠くなりそうな感じ。
瑠璃光橋
瑠璃光橋
宿を外れ、国道1号線の上を跨ぐ瑠璃光橋を渡る。
この先の森が石薬師寺。
石薬師寺
石薬師寺
高富山瑠璃光院石薬師寺、本尊石仏薬師如来、長7尺5寸、泰澄、弘法両師感得の尊像なり、菊面石をもって彫刻す。

聖武天皇の時代の神亀年間、泰澄がこの地を通りかかった時、森の中から大地鳴動して巨石が出現。これこそ薬師如来の示現であろうと考え、草堂を作ったのが始まりと言う。
その後、弘法大師がこの霊石に如来を刻んで開眼供養をしたため信仰が盛んになったと説明にあり。
御曹司社
御曹司社
石薬師寺の前から東海道を左折すると、源頼朝の弟、蒲冠者範頼を祀った神社がある。範頼は武道・学問に優れていたので、それらの願望成就の神様と言われている。
蒲桜
蒲桜
神社の南60メートルのところに範頼ゆかりの桜、県指定文化財の蒲桜がある。
残念ながら葉桜になっていた。

石薬師の一里塚
石薬師の一里塚
説明板に書かれてあった江戸川柳が面白い。
     
くたびれた やつが見つける 一里塚

この先しばらく田圃の中を行くが、国道とJR関西本線で昔の道が失われている。




戻る  ホーム  次へ