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所在地 静岡県掛川市 最寄駅 JR東海道線掛川駅 東海道第26宿 本陣2、 脇本陣0、 旅籠30、 問屋場1 総人口3,443、 家数960 袋井へ 2里16丁 |
平成9年(1997)8月9日(土) 台風11号が東支那海にあり、湿った空気が南から流れ込んで蒸し暑い。 7時6分のバスと、JR東海道線を乗り継いで掛川へ。お城の前から東海道を西へと向かう。 |
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掛川宿東番所跡 馬喰橋から直進してきた道が新町から城下町特有の七曲になる。 その途中右手に東番所の跡。 この辺りには掛川名産葛布の工場やお店がある。 |
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ヘンミイの墓 街道沿いの天然寺にオランダ使節ケイスベルト・ヘンミイの墓がある。 寛政10年(1798)将軍に謁見後長崎へ帰る途中、掛川宿問屋場役人林家で病気になりそのまま亡くなった。蒲鉾型のお墓が珍しい。 |
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掛川城 平成6年に木造の天守閣が再建され、これを機に城下町作りが行われている。 駅前から大手門までが綺麗に整備され、商店や銀行、駐車場に至るまで当時の雰囲気を持った造りにされている。 七曲を過ぎた所に高札場跡。その後街道は西へと一直線に進む。 連雀に沢野屋本陣、中町に浅羽屋本陣があった。 |
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山内一豊のレリーフ 中町の静岡銀行の壁面に大きなレリーフが飾られている。 掛川は山内一豊の出世城である。 |
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嵐牛の句碑 街道が右へ大きくカーブする所右手に句碑がある。 桜見し 心しづまる ぼたんかな 嵐牛 |
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十九首塚 先の句碑からすぐ、右に少し入った所に塚がある。 平将門はじめ19人の首塚。 天慶3年(940)藤原秀郷によって滅ぼされた平将門はじめ一門の家臣19人の首級がここでさらされた。昔は19の首塚が有ったが、今は一つの塚が残っているのみ。 地元ではここを十九首(じゅうくしょう)と呼ぶ。 |
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正一位秋葉神社道標 国道1号線に合流し、しばらく進むと真倉川に架かる大池橋を渡る。ここで右が秋葉道、直進が国道、左が東海道に分かれる。その角に大きな秋葉神社の道標が立つ。 廣重の「掛川・秋葉山遠望」はこの辺りから描いたもの。 |
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大池の一里塚跡 天竜浜名湖鉄道の西掛川駅の右をくぐり、しばらく行くと左手に一里塚の標柱がある。 |
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岡津善光寺(仲道寺) 街道には松並木が見られるようになる。国道1号線と東名をくぐり、垂木川を渡った右手に岡津善光寺。 昔江戸から京までを測量したところ、この寺が丁度東海道の真中であったところから仲道寺と呼ばれるようになった。「東海道之真中仲道寺」の碑が立っている。 |
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原川の松並木 やがて原川に入る。ここは元間の宿だった所で上り下りの立場跡、掛川領の西の外れになる。 ここにはかなりの松が残っている。 |