水口 所在地   滋賀県甲賀郡水口町
最寄駅   近江鉄道本線水口石橋駅

東海道第50宿

本陣1、 脇本陣1、 旅籠41、 問屋場1
総人口2,692、 家数692

石部へ   3里半   




平成11年(1999)8月10日(火)
ホテル9階の窓から眺めると、路面が濡れて走るクルマのワイパーが動いている。
箱根も2日目は雨だった。天気予報では弱い熱帯性低気圧の影響で雨が降ったり止んだりとか。
今朝のニュース、組織犯罪対策法案が参院法務委員会で強行採決され紛糾する。
JRバス田村神社行きで土山西口まで戻り、水口へ向けてスタートする。




大野市場の一里塚
大野市場の一里塚
土山宿を出て国道に合うと、右に御代参街道基点をはじめ
3つの道標。そこから右の旧道に入り松尾川で行き止まり、国道に戻って白川橋を渡る。

今度は左に分かれ
瀧樹神社を左に見て土山茶の茶畑を左右に見ながら進むと、右手植え込みの中にひっそりと一里塚碑と解説板が立つ。
今在家の一里塚
今在家の一里塚
大日川の掘割反野畷の松並木を過ぎ、「従是東淀領」の領界石を左に見て進むと国道に合流する。そこが三好赤甫の旧跡とか。地蔵堂、句碑、解説板等がある。

国道を斜めに横切り、水口バイパス入口へ。ここが土山と水口の境。国道には両宿の石碑や看板が立つ。国道に合い再び右に分かれるとしばらくして今在家の一里塚。最近に整備された様子。
東見附跡
東見附跡
街道右手の岩神社を過ぎ日水グリーンバイパスを横切ると、間も無く水口宿東見附跡。木戸跡らしい雰囲気に整備されている。
脇本陣跡
脇本陣跡
見附を過ぎ旧国道を直角に横切ると古い町並みになる。
約100メートル程行った左手に元脇本陣であった西村家がある。

宿場らしい光景に感動する。
三筋の通り入口
三筋の通り入口
水口宿は東海道の中でも珍しい『三筋の通り』がある。水口岡山城築城に際し、城下町作りを行ったときに作られたもので、東海道は中央で、両側に2本の通りが平行して通っている。

東の入り口には
高札場が再現されている。
水口宿本陣跡
水口宿本陣跡
三筋に分かれる手前左側に、竹囲いされた路地の奥に明治天皇聖跡の大きな石碑があり、その手前に水口宿本陣跡の解説を埋め込んだ碑がある。
アーケード
アーケード
宿の中ほどから西には本町商店街のアーケードがかかる。
四日市に続いて2例目。
商店街にしては人通り無く淋しい。
枡又旅館
枡又旅館
アーケードの中にある街道一古い旅館。創業元禄13年(1700)。
2階の看板には水口宿ます屋旅館桝屋又兵衛、旅籠の頃から続いている。
三筋の広場
三筋の広場
三筋の通りの西の入口、石畳が敷かれモニュメント広場になっている。
近江鉄道の踏切を渡るとその先は、城下町特有の曲折がある。
水口石
水口石
水口城の北の城下町を曲折しながら進むと、小坂町の曲がり角に大石。

水口石或いは力石とも呼ばれ江戸時代からここに有って、浮世絵師国芳の錦絵にも描かれているとか。




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