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所在地 静岡県島田市 最寄駅 JR東海道線島田駅 東海道第23宿 本陣3、 脇本陣0、 旅籠48、 問屋場1 総人口6,727、 家数1,461 金谷へ 1里 |
平成9年(1997)7月4日(土) 快晴、暑い。梅雨時期とは思えない夏日。 今朝は第一勧銀の元会長逮捕。アメリカの火星探査機着陸に成功のニュース。 8時45分藤枝駅前をスタート。 |
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島田宿 街道は御仮屋町で国道と別れ賑やかな商店街になる。これが街の中心の本通、7丁目辺りから大井神社のある1丁目までが島田の宿。 川止めにもなると旅籠は旅人であふれたと言われるが、今はそれを偲ぶよすがも無い。道標が島田宿であることを教えてくれるのみ。 |
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如舟・芭蕉連句碑 この土地の豪商、川庄屋であった塚本如舟の邸跡(街道の左手、静岡銀行前)に立つ。 やわらかに たけよことしの 手作麦 如舟 田植えとともに たびの朝起 はせを |
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芭蕉句碑 連句碑の向かい街道の右手、島田信用金庫前に立つ。 するがの国に入りて するがぢや はなたち花も ちやのにほひ はせを |
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大井神社 商店街が途切れ、落着いた民家が続く街道の右手、この地方の産土神。 3年に一度の奇祭「帯祭」で有名。 |
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大井川川越遺跡 東海パルプ工場に沿って左手に進むと、川までのおよそ100メートルが川越遺跡。 川会所や番宿が復元され、当時の雰囲気が味わえる。 |
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六番宿 川越人足の溜まり場。人足の定員は350人、一番から十番に分けられて、日々の交通量に見合って出番を指示された。 |
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川会所 この奥の建物。役人が詰めて人夫への指示や料金の徴収をした。 室内には駕籠から蓮台まで当時使われた川越の道具が展示されている。 |
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芭蕉句碑 川会所の前庭にある。 馬方は しらじ時雨の 大井川 はせを |
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朝顔の松 浄瑠璃や芝居で馴染みの朝顔日記ゆかりの地。祠と松と句碑がある。 恋人を慕って流浪のあげく失明して瞽女となった朝顔は、大井川で自殺しようとしたところを助かり、奇跡的に目が見えるようになった。この時初めて目に入ったのが川岸の松だった。今の松は2代目。 爪音は 松に聞けとや 春の風 巌谷小波 |
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大井川 この辺りが川越の場所。河川敷にミニ東海道五十三次が作られ、廣重の版画のレリーフが配置されている。近くに島田市博物館、郷土民俗資料館がある。 金谷へは少し上流に架かる大井川橋を渡る。 さすが川幅が広い。約1キロの橋はいくら歩いても向こう岸が近付かない。 |
藤枝駅から島田を通り大井川を渡って金谷の駅まで歩いた。 始めはもう少し先までの予定だったが、なにしろこの暑さに参った。 日坂へと欲を出したら途中で切り上げる所が無くなることもあっって、金谷の駅を今日の区切りとした。 今回のハイライトは大井川。自分の足であの長い長い橋を渡った感激は言葉には表せない。 昔の旅人が味わったものとは一寸違うが。 今日の歩数 25,412歩 |