品川 所在地   東京都品川区
最寄駅   京浜急行北品川駅

東海道第1宿
本陣1、 脇本陣2、 旅籠93、 問屋場1
総人口6,890、 家数1,561

川崎へ  2里半




八ツ山橋畔コミニュティー道路
八つ山コミニュティー道路と京急

品川の駅を過ぎて八つ山橋を渡る。手前右手が八つ山、その先が御殿山、昔は桜の名所として賑わったところ。橋の下はJR東海道線と新幹線。ここで国道15号線と別れ旧道に入る。

橋のたもとにコミニュティー道路、品川宿の入口にあたるところから五十三次の宿場名を刻んだ石柱や富士山、大井川、琵琶湖等が作られている。
架け替え前の八つ山橋の橋門や新橋、京橋の親柱も保存されている。
品川宿の入口
品川宿の入口

旧道に入るとすぐに京急の踏切。道路と平面交差しており、ちょっと怖い感じ。
これを渡ると北品川商店街、ここからが品川の宿となる。
問答河岸跡の碑
問答河岸跡の碑
街道の左、おすし屋さんの角に石碑がある。

昔三代将軍家光がこの近くの
東海寺を訪れた帰り、見送りにきた沢庵和尚に「海近くして東(遠)海寺とは如何に」と問うと、和尚は「大軍を率いても将(小)軍と言うが如し」と答えたという故事のあるところ。

「京急が品川駅を発車して南へ向かった次の駅が北品川とは如何に」

品川の一里塚
品川の一里塚
街道の左側品海公園にある。
日本橋より2里、最近立てられた真新しい木柱。
品川の宿本陣跡
品川の宿本陣跡
街道の左、聖跡公園が昔の本陣跡。
品川橋
品川橋
目黒川に架かる橋、昔は中の橋と呼ばれ、ここを境に北品川と南品川に分かれる。
商店街も北と南に分かれ北品川商店街の方が賑やかな感じ。

京急の北品川駅は北品川地区に出来たのでこの名があり、ちなみに品川駅のあたりは宿の入口まで続く高縄手と呼ばれる海沿いの道であったとか。

これが先の問いの答えである。
品川寺の地蔵
品川寺
南品川、京急青物横丁駅近く、街道の右手にある。

ほんせん寺と読む。
手前の露座の地蔵が、江戸六地蔵の一つと言われている。
泪橋
泪橋
東大井と南大井の境を流れる立会川に架かる浜川橋、別名泪橋と言う。

鈴ヶ森の刑場に送られる罪人と家族が、ここで別れの涙を流した所。
橋の向こうから喪服姿の数人連れ、場所が場所だけにぞっとした。
鈴ヶ森刑場遺跡
鈴ヶ森刑場遺跡

街道が国道15号線と合流する三角地にある。

慶安4年(1651)に開設された。
処刑用の石、首洗いの井戸、髭題目、いろいろな慰霊碑が立っている。

火あぶり台では八百屋お七が、磔台では丸橋忠弥が処刑された。
鉄柱を立てる丸い穴、角材を立てる四角い穴のある石が残されている。
それぞれに説明書きがあり、処刑の方法や様子が詳しく書かれており、何とも気味が悪い。

刑死者の霊が蠢いているような鬼気迫る光景である。
大森商店街
大森商店街
大田区内で道幅の狭い旧道が残っているのは、こことこの先六郷の渡し付近のみ。
道路は綺麗に整備され、旧東海道の石柱が立っている。

さすが大森、海苔のお店がずらりと並び、歳末の大売出しの最中。




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