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所在地 静岡県湖西市 最寄駅 JR東海道線新居町駅よりバス 東海道第32宿 本陣1、 脇本陣1、 旅籠27、 問屋場1 総人口2,704、 家数613 二川へ 1里17丁 |
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立場跡 大倉戸に入ると左手に石碑と立場跡の解説板がある。 新居宿と白須賀宿の中間に有る立場で、代々加藤家が勤めてきた。 |
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一里塚、高札場跡 元町に入ると右手に標石と解説板が並んで立っている。 元町は元白須賀とも言われ、かつて宿の有った所。宝永4年(1707)の地震による津波で、ここから潮見坂上の現在の地へと移った。 |
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蔵法寺 元町の外れ、街道の右手にある。本尊は海中出現の木造観世音像。 宝永4年の大津波の際、白須賀宿本陣に泊まっていた岡山藩主池田綱政候が、この観音の夢のお告げで危うく難を逃れたと言われている。 |
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潮見坂 街道が右へと折れると数件の古い民家が並び、その先が潮見坂。 道はいよいよ細くなり、急坂をあえぎあえぎ上る。 |
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潮見坂上から遠州灘を望む 京から江戸へ向かう旅人が初めて富士山を遠望出来る所として有名。 また眼下には遠州灘が広がる。 廣重の「白須賀・汐見阪図」はこの景色を描いたもの。 はるか下の旧国道1号線のヘアーピンカーブを大型トラックが上ってくるのが見える。 更に下の海岸べりには新しい国道バイパスが開通している。 |
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潮見坂上碑群 坂を上りきった所に潮見坂公園跡。ここに多くの碑が立っている。 山本庄次郎遺徳碑、石川先生頌徳碑、義僕平八郎之碑、藤屋五平之碑、 明治天皇御遺跡碑、加納諸平之碑、明治天皇御遺跡地記念碑、 夏目甕麿之碑、汐見坂公園碑、忠魂碑 碑の右手には白須賀中学校と白須賀小学校。 東海道宿駅開設400年記念に白須賀宿歴史拠点施設「おんやど白須賀」が出来た。 |
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本陣跡 学校を過ぎると間も無く宿に入り民家が建ち並ぶ。曲尺手で街道が枡形に折れ曲がり当時を思わせるような民家が目立つ。 宿の中程右手に本陣跡の標石と解説板。 交差点角に夏目甕麿邸址、加納諸平生誕地碑が立っている。 |
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火坊樹 宿の左手に大きなマキの木、これが火坊樹と呼ばれるもの。 津波の難から逃れて高台へと移転したが、今度は強い風のため火災が頻発した。延焼を防ぐために植えられたのが火防樹のマキで、当時はどの宿にも植えられていたが残っているのは珍しいとのこと。 |
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境川 古い家並みの残る境宿を過ぎると宿を出る。国道と再び合流し程無く川を渡る。これが境川で遠江国と三河国の国境。ここに架かる橋が境橋、手前の立場が猿が馬場。 猿が馬場の名物が柏餅。廣重はどう間違ったのか「二川・猿が馬場」として名物柏餅の看板を掛けた家を描いている。 境橋を渡って二川へと向かう。 |